節税方法
About Tax Planning
タックスプランニングについてタックスプランニングとは
- ■ 税=コストと捉え、コストを最小化するという目的があります。(いわゆる節税)
- ■ 税務リスクを低減、排除するという目的があります。
タックスプランニングの目的
「節税」と「税務リスクの低減、排除」は、基本的に相反します。
いい節税とは、税務リスクが低く(=合法的)、かつ、税務上のコスト(税金)を低減 できる方法といえます。
大きな効果を有すると宣伝される節税プランは必ず大きな課税リスクを伴うものと 考えられます。(「すごい節税プランがある」という宣伝広告を目にすることがありますが、うまい話には必ず問題があります。そういった話には、「責任はご自分で」と いう謳い文句がついています。税法(及び税務署)はそう甘くはありません。裏技はありません。裏技は間違いなく「脱税」です。)
所得が大きくなれば大きくなるほど、合法的に1つの方法で課税コストを最小化 (節税)することは難しくなっていきます。そこで、税法上認められている複数の方法を組み合わせていく必要があります。
Tax Saving Methods
節税方法課税コストの低減と資金繰りの関係
1
キャッシュ・アウトがなく、課税コストが恒久的に減少する方法2
キャッシュ・アウトがあり、課税コストが恒久的に減少する方法3
キャッシュ・アウトがなく、課税コストが繰り延べられる方法4
キャッシュ・アウトがあり、課税コストが繰り延べられる方法
課税コストを低減する方法(節税方法)
「課税コストの減少」と「資金繰り」は、①・③以外は必ず相反します。
1つの方法にとらわれることなく、複数の方法で、最大となる節税と資金繰りの問題の解決を図ることが必要になります。
Typical Tax Saving Methods
代表的な節税方法代表的な節税方法
「① キャッシュ・アウトがなく、課税コストが恒久的に減少する方法」は、貸倒損失、評価損、税控除等があります。
X
要件厳しい◯
条件を整えられれば効果大
「② キャッシュ・アウトがあり、課税コストが恒久的に減少する方法」は、役員報酬等経費の増加、減価償却資産(特に定率法、耐用年数の短い資産)の購入等があります。
X
不要な資産の場合、税は減少するがそれ以上にキャッシュ・アウト◯
キャッシュが調達できるのであれば税コスト減少には効果大
「③ キャッシュ・アウトがなく、課税コストが繰り延べられる方法」は、未払計上、在庫調整、設備の分離等があります。
X
税の繰り延べに過ぎない◯
繰り延べ効果は高い(繰り延べた税コスト分を再投資可能)
「④ キャッシュ・アウトがあり、課税コストが繰り延べられる方法」は、保険、短期前払費用等があります。
X
税の繰り延べ(保険は長期繰り延べ可能)に過ぎない◯
資金繰り & 出口戦略がつけば効果あり